イタリア紀行・続編(ヴェネチア編2)

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今週もようやく終わりそうです。
疲れました。ホントに。
でも、依頼者の方々にとって、続々と嬉しいご報告ができた一週間でもありました。
イタリアに行く前にめいっぱい種をまいておいたのが効を奏したようです。
私の相手方代理人の弁護士さんたち、きっと青ざめてる方々が多いだろうな。ふふふっ
というわけで気を取り直して、イタリア紀行続編です。
何か今週中に書いてしまわないと、次の話題に行けない気がして。
今週も色々と面白い話題があったんですけどね。
日教組にプリンスホテルが負けてしまった判決とか(憲法的には仕方ないのかもだけど、請求全額認容はないだろと思いました)、あの趣味悪いミスユニバースジャパンの衣装とか(B級AVか!って感じ)、6回目の結婚式を挙げた神田さんとか(ダンナもよくやるよって感じ)とか、突然辞めてしまった我がN市長さんとか。
まあまあ、その辺は気が向いたときにでもまた。
22日(水)は、朝9時くらいに水上バス(=ヴァポレット)に乗って、リアルト橋まで行きました。
乗船券が、1回券・12時間券・24時間券・36時間券・48時間券とあり、悩んだ挙げ句、36時間券を購入。23ユーロなり。
24時間とか48時間とかは、明らかに真夜中をまたいでいるので、どうも不効率な気がしたんですね。
かといって、夜10時になったら乗れなくなってしまう12時間券もどうかなと。
そして、リアルト橋を渡って、朝市へ。
果物やら魚やらをどっさり売ってました。
果物は桃やブドウやオレンジなど。甘いと評判の小さい桃(1つ0.3ユーロ)を買って食べてみましたが、フツーの桃でした。
魚については、エビ(シャコとか)やイカが多かったですね。魚の種類は少なかった記憶です。
しかしあれだけ暑いのに、無造作に魚が積み上げてあるだけで、およそ冷凍グッズというものがないんですよね。
何だかすぐに腐って大当たりになってしまいそうで、ちょっとスリリングな光景でした。
その後、お待たせのゴンドラに乗りました。
ゴンドラの料金は1艘あたり80ユーロ。大勢で乗ればより得ってわけです。
最大で7~8人は乗れそうです。
私はシーカヤックとかやるので分かるんですが、あの大きさの船を、一本のかいで漕ぐって、ものすごい高等テク&パワーが必要ですよ。
狭い水路をこすりもせずにすいすいと器用に交差するんですよね。
みんな個人事業者で、1000万円くらいの供託金を積んでゴンドラやってるらしいんですが、う~ん職人!って感じでした。
私のゴンドラには、おなじみのH幹事長も乗っていたんですが、みんなで「歌ってください!」「オーソレミオを!」「いや、矢切の渡しを!」と盛り上げるも、なぜか歌ってくれないんですね。
あとでお聞きしたら、「最近カラオケばっかり行ってるから、画面を見て歌詞が出てこないと歌えない」のだそうです。納得。
あと、ゴンドラって、よく見ると一艘ごとに飾り付けが違うんですよね。
あれって絶対船頭さんの趣味ですよね。
カスタマイズと言うよりは、日本で言うデコトラに近い感じかな。
でも何か分かる。うん。私も自分の車にデコしたくなったほど。
ゴンドラの後は、ガイドさんが知っていた近くのお店「ACIUGHETA(アンチョビの意)」でランチ。
またこのお店の料理が美味しくて美味しくて。
昼間からワインを空けまくって、すっかりいい気分になってしまいました。
ちなみに次の日、このお店の隣のお店で、最若手のT君は一人でランチしてぼられたんですよねw
そして、サンマルコ広場近くにあるヴェネチアングラスのお店「LAGUNA MURANO GLASS」へ。
ここはよかった!
ヴェネチアングラスのお店って、掃いて捨てるほどあるんですが、本当にムラーノ島の高級ヴェネチアングラスを扱っているのは一握り。
このお店のヴェネチアングラスは、他の店とは明らかに格が違いました。
何とまあ美しいこと美しいこと。
プラダだグッチだエルメスだ何だと言ったブランドには全く興味のない私も、これなら買っても良いかなと思い、つい財布のひもが緩んでしまいました。
素晴らしいティーカップでお茶してみたくなったのです。
買い物の後は、ドゥカーレ宮殿に行ってみました。
ここは、昔政治犯が裁判を受けた法廷跡があり、終身刑を受けた被告人たちは、そこから廊下を渡って、隣にある牢獄へ投獄されるのです。
この渡り廊下を、「溜息の橋」と言います。
小さい格子窓から見る最後の娑婆の風景を見て、被告人たちはみんな溜息をついたそうです。
実際牢獄にも行ってみましたが、確かにあれでは溜息も出ますよ。
脱獄出来そうな雰囲気がおよそ無いですからね。
厳窟王、とか、ショーシャンクの空に、みたいな希望が持てそうな雰囲気ゼロ。
何本のスプーンを使ったって、外へは出られないんじゃないかなぁ。
しかし宮殿(法廷)と牢獄が繋がってるって、面白いですよね。
言うなれば、最高裁と府中刑務所が渡り廊下一本でつながってるようなもんですよ。
確かに搬送の手間はないけど。。。
夜はトラットリア(大衆食堂)でガイドさんたちとゴハンすることになってたので、お店で預かってもらっていたヴェネチアングラスのティーカップ(重い)をホテルに置いてこようと思い、一度ヴァポレットでホテルへ戻りました。
が、快速ではなく間違えて各停に乗ってしまった(しかも気付いたのは相当後になってからだった)ので、どえらく時間が掛かってしまい、結局またしても待ち合わせに遅刻してしまいました。
コロンナ広場に続き、またガイドさんが待っててくれました。
う~ん、こういうキャラじゃなかったはずなんだけどなぁ。
トラットリアのご飯は、またリストランテとは違い、何かイタリア風のおふくろの味って感じでした。
イタリア人の食事は、日本人にもよく合いますね。
大ベテランの先生は「醤油を持ってくれば良かった!」等と嘆いていらっしゃいましたが。
バクバク食べたので、すっかり大きくなってしまいました。
この日は部屋に帰った後も、S支部長始め皆様とそのまま飲み会。
H幹事長と私の部屋は、完全なる飲み部屋でした。
普段ならおよそ交わることのない大ベテランの先生方とお話しできて、とても楽しかったですねぇ。
そして23日(木)。
この日は一人でリド島に行ってみました。
ヴェネチア沖にあるいわゆる高級リゾート地で、海水浴が出来るというので、暑さに耐えかねて、ヴァポレットで行ってみたんですね。
そしたら!
江ノ島海岸かと思うような濁った海!芋洗い状態の人!
どこが高級リゾート地や~w
海だけで言えば絶対に沖縄の海の方が綺麗です。西表島が恋しくなりました。
でも、日光を浴びて海水浴しているうちに、気持ちよくなってつい昼寝してしまい、気が付いたら!
取り返しのつかない顔になってました。
西表に重ねてリド島焼け。
おかげでホントに今週はバツが悪かったです。
リド島でランチして、午後2時頃ヴェネチアへ戻って、それからまた昨日のヴェネチアングラスのお店へ行ってしまいました。
いろいろと買いたいものがあったので。
とっても気前の良い日本人になってました。
そして、また荷物を置きにホテルへ戻り、それから夕食まで、サンマルコ広場に戻って、ビール飲みながら生演奏を堪能しました。
あちらの方々って、すっごい楽しそうに演奏するんですよね。
私が注目したのはあるユニットの中のバイオリン弾きのおじさん。
スキンヘッドでサングラスしてヒゲ生やして、一見するとブルースウイリスかO先生かみたいな感じなんですが、いろいろとバイオリン芸を繰り出すんですよ。
バイオリンを構えるときにクルクルっとバイオリンを回してがしっと構えるとか。
バイオリンを顔と肩の間に挟んだまま休憩してゆみを磨いたりとか。
ゆみを固定したままバイオリンの方を動かして弾いたりとか。
いや~、愉快や愉快って感じで。
曲もクラシックだけではなく、ときにゴッドファーザーとか、愛の賛歌とか、懐かしの曲もやってくれて、本当に楽しそうなユニットでした。
夕食は、まさしく最後の晩餐。
次の日飛行機に乗って帰るので、何か感慨ひとしおでした。
ぜひまた行きたい都市ですね。
と、めいっぱい視察をしてきましたので、来週はさらに加速して頑張ります。
依頼者の皆様、もう私が帰ってきたからには安心して下さい!
ではまた。