C・ロナウドに9600万ユーロ!?

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マンチェスターユナイテッド伝統の7番を受け継いだクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)。
欧州サッカー好きでなくとも、名前くらいは知っているんじゃないでしょうかね。
そのC・ロナウドが、何と9600万ユーロの移籍金で、マンチェスターからスペインのレアル・マドリードに移籍することが決まったそうです。
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http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20090612-00000011-spnavi-socc.html
 マンチェスター・ユナイテッド(マンU)は11日、クラブの公式サイトで声明を発表し、クリスティアーノ・ロナウド移籍のためレアル・マドリーから提示された9600万ユーロ(約132億円)のオファーを受け入れることを公にした。
 レアル・マドリーからのオファーを「世界記録」と称したマンUは、声明で次のように経緯を説明した。
「C・ロナウドは代理人と話し合った後、再びクラブを出たいとの意思を表明したため、この希望をくみ、マンチェスター・ユナイテッドはレアル・マドリーとの交渉許可を与えることにした」
 マンUはまた、両者の交渉期限を6月30日までに設定したことも明かしたが、それ以外のことについては一切の沈黙を守っている。
 一方のレアル・マドリーもその後、やはりクラブの公式サイトで声明を発表し、C・ロナウドの移籍に向けてマンUに正式にオファーを提示したことを伝えた。同クラブは加えて、「数日以内に選手と合意に達することを期待している」とも述べている。
 2008年のバロンドール(世界年間最優秀選手賞)を受賞したC・ロナウドは、長い間、レアル・マドリーの獲得ターゲットとなっていた。昨年のプレシーズンにも、C・ロナウドの去就をめぐってマンUとレアル・マドリーの間で激しい駆け引きがあったが、最終的にマンU残留を決めた経緯がある。
 レアル・マドリーのC・ロナウド獲得が決まれば、フロレンティーノ・ペレス会長就任以来、カカに次ぐ2人目の補強となる。
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そう、レアルは数日前にACミランのカカ(ブラジル代表)も、6700万ユーロで獲得してるんですよね。
20年来の欧州サッカーウォッチャーである私が知る限り、レアルがここまで大金をつぎ込んで他クラブのスター選手をとりにいったことはないですね。
宿敵バルセロナに三冠をさらわれたことが、相当こたえたということでしょうね。
一昔前、レアルのスタメンは「銀河系選抜」などと言われました。
ジダン・ロナウド・ラウル・フィーゴ・ベッカム・ロベルトカルロスらを擁し、何と豪華な顔ぶれだと思われました。
しかし、実はこのころのレアルって、金をつぎ込んだほどには勝てていないんですよね。
少し前までの、日本の某球界の盟主と似てます。
私が見ても、それほど魅力的なチームではありませんでした。
ペレス会長は、「銀河系選抜」の再来を目論んでいるんでしょうかね。
やめた方がいいんじゃないかな。
と、前フリはこのくらいにして。
何が言いたいかというと、「C・ロナウドって、そんなに大枚つぎ込んでまで欲しい選手か??」ってことです。
日本のメディアはこぞってC・ロナウドをとりあげますけど。
プレミアリーグ(イングランド)をちゃんと見ていれば、C・ロナウドがどんな選手か、一目瞭然ですよ。
私の彼に対するイメージは、「ラフでダーティな選手」です。
ボール持っているときはもちろん、持っていないときも、かなりのことをやってますよ。
あれを見ると、彼は確かに一流かも知れないけど、超一流とは思えないんですよねぇ。
あと、ダイビングが多すぎです。
ちょっとの接触で派手にぶっ飛んで転がり回ってフリーキックをもらうあの姿は、いただけませんね。
かのマラドーナは、ユニフォームを掴まれても、足を蹴られても、ひじうちを受けても、倒れることなくボールをキープし続けたんです。
C・ロナウドには、逆立ちしたってマネ出来ないでしょうね。
それにあれだけ守備をしない選手って、相当つかいづらいですよね。
彼中心のチームを作るなら別でしょうけど、レアルがそうするとは思えないし、彼にはそこまでの能力はないと思います。
しかも、性格的にかなり困ったちゃんみたいですしね。
マンチェスターでどれだけ彼が舌禍騒動を起こしたか。
それでもマンチェスターは組織がしっかりしているから、きちんとフォローが出来ましたけど、
レアルにそれができるとは思えないなぁ。
私の予想では、おそらくC・ロナウドは、最初はスタメンだけど、だんだんチームメイトや監督と摩擦を起こしてベンチを温めることが多くなり、ついには起用方法に不平不満を爆発させて、どっかのクラブへ出ていくんじゃないですかね。
しかも、レアルもこれだけ大枚はたいた選手をあっさり放出したりはしないので、たぶん飼い殺しみたいな期間が長引いて、ようやく他クラブに放出してもらったときには、相当おとろえてしまっているのではないでしょうかね。
彼のプレーは、あのダッシュ力とドリブルと強烈かつ正確なキック力にありますからね。
それらって、プレーを続けていないとなかなかキープできないものです。
というわけで、C・ロナウドのレアル移籍は失敗だろうと思います。
カカは大丈夫かな?
カカはC・ロナウドよりもはるか高みにいる選手だし、人間的にも素晴らしいので、あんなクラブで飼い殺されてほしくないなぁ。
ひさびさにサッカーネタを語ってしまいました。
ちなみに私のごひいきは、ユベントス(セリエA)です。
ではまた。