赤レンガ倉庫にて…

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ただいま自宅の隣が分譲されていて、新しい家が建築されている真っ最中です。
今どきの工場でできた箱を持ってきて並べる系の家ではなく、大工さんが入ってトンカントンカンやっているので、娘はもちろん、妻も興味津津。
そんな妻、木材を予め加工して持ってきて、組み立てる系の仕事に興味があるようで、今日の昼ごはんの時。
「あの道具ってなんていうんだっけ。ほら、木を組み立てるときに使うやつ。こういうの。ほらほらこういうの。」とか言って、何度も左手で木をはめ込むような動作を繰り返し。
妻のしぐさは、どう見ても、輪島(元横綱)の必殺左のど輪(→全日本プロレス時代はゴールデンアームボンバー)にしか見えませんでした。
ちなみに正解は「かすがい」でしたとさ。
さてさて、何度かこのブログでも触れた押尾被告人の裁判、金曜に保護責任者遺棄罪のみを認める有罪判決(懲役2年6月)が下されました。
1月4日付の投稿でも触れていますが、例えば両親と乳幼児のような絶対的保護関係ではなく、地位も立場もほぼ対等な大人同士の間で保護責任者遺棄致死罪が門議されたという、私の知る限りでは結構なレアケースなのですが、保護責任とそれによる遺棄の罪まではみとめたものの、致死罪までは認めなかった、ということですね。
結論として、「救命が確実だったか合理的な疑いを入れない程度に立証されているとはいえない」という判断のようですね。
即日被告人側から控訴されたようなので、また高裁で審理されるのですね。
検察の追加立証がポイントかなと思っています。
結論の評価については、証拠や尋問を見ていないので、何とも言えません。
ただ、保護責任者であることを認めながら、「救命が確実でなければ(=100%でなければ?)致死罪までは認めない」というような論調にはちょっと違和感があります。
救命率が50%以上あったなら、保護責任者がとりうる限り最善の救命策をとらない限りは、致死罪も成立すると考えた方が合理的ではないかと思いますが。
本件は、救命率もさることながら、やはり保護責任者といえるかどうかがポイントではないでしょうか。
なんか半端な判断という印象なんですよね。
だから弁護側も即日控訴したのでしょう。保護責任者でなければその点は無罪なんですから。
検察は組織ゆえ即日控訴はできませんが、いずれ控訴するでしょう。
高裁の進行を見守りたいと思います。
また、裁判員がワイドショーなどの報道に踊らされなかったという意味では、よかったなと思っています。
MDMAといえば、私のおひざ元の赤レンガ倉庫あたりで、田代まさし容疑者が先週逮捕されました。
たまたまAPECでみなとみらい地区の警備強化があったことのあおりなんだと思いますが、びっくりですね。
たまたま次の日、MDMA絡みの事件で刑事法廷に行ったので、立ち話程度ですが、法廷終了後に書記官との間で話題が出ました。
そうか、あれも横浜地裁に来るんですよね。
裁判所的には、どこの部に来るのかな、が話題だそうですが、
弁護士的には、誰が弁護するのかな、で興味深々です。
とりあえず私はこのところ当番も国選もないので、私が受けることはないかな。
田代さんといえば、私が高校生のころかな、志村けんさんと組んで番組はじめたの。
それまでは志村さんといえばドリフかカトちゃんけんちゃんだったので、結構新鮮でした。
それまでのお笑いとはやっぱりちょっと違って、ちょい2の線もいけそうな感じでしたから、そんな人がどっぷりお笑いをやるのって、当時あんまりなかったんじゃないですかね。
今ではジャニーズみんながお笑いもできないとダメ、みたいな感じですけど。
そういえば、私の記憶では、たぶん柴田恭平さんのマネで「関係ないね」をはじめてやったのって、田代さんじゃなかったかな。
才能ある人だと思うだけに、残念です。
ぜひ立ち直ってほしいものです。
薬物からの立ち直りは、自覚が何より大事。
身近な人に加え、経験者による立ち直りのための集団(例:ダルク)などの援助も有効ではないかな、と思います。
薬物中毒の人、しかもこれだけ繰り返す人って、本当に救いがたいと思いますけど、
でもやっぱり周りが手を差し伸べてあげないとだめなんです。
何度裏切られても、それは薬物の恐ろしさなんだと理解して、また手を差し伸べてあげる人に出てきてほしいと思います。
ではまた。